自己肯定感が下がってしまう理由|自己肯定感の重要性についても解説

オーくん
 自分が嫌いで仕方ない。
何をやってもうまくいかないし、人と比べては落ち込む…。
どうして僕はこんなに自己肯定感が低いんだろうか?

今回は、自己肯定感が下がってしまい、心が辛い方向けにお話ししていきます。

自己肯定感って生まれた時は、みんなに祝福されて高いはずなのに、生きていく中でどんどん自己肯定感が下がってしまう人がいます。

amatochan
私も昔、自己肯定感が低い自分を自覚しつつ、辛い原因は仕事のせいかな?と考えていましたが、実は他にも原因があることに気づきました

すいません、ちょっとセンシティブな話をします。

自己啓発系の話の中には「失敗しても死なない」「お金がなくてもどうにかなる」という話もあり、これは私も、考え方によっては正しいとは思うのですが、実際には心に病を抱え、残念ながら自死や健康を損なって亡くなる方もたくさんいらっしゃいます。

ですので、心の健康と生死には密接な関係があります。
どうせ生きるなら誰もが幸せに楽しく生きたいのは当たり前ですが、現実には、自己肯定感を下げてしまう人がいる訳で…。

そこで今回は、自己肯定感が下がってしまう理由と、なぜ自己肯定感を下げないことが大切なのかについてお話したいと思います。

おそらく同時に気になる「自己肯定感を下げない方法」については以下の別記事でまとめているので、併せて読んでもらえると、お役に立てるかもしれません。

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自己肯定感が下がってしまう理由

どうして自己肯定感が下がってしまう人がいるのか?
その原因となっている出来事を把握すると、その答えも見えやすくなるんじゃないでしょうか。

自己肯定感を下げてしまう原因について挙げてみましょう。

  • 自分の全力が否定されたとき
  • 他人にできたことが、自分にはできなかった経験
  • 必要とされなかった時
  • 失敗やミスをした経験
  • 諦めてしまった経験
  • 過去を悔いている

自分の全力が否定されたとき

自分が一生懸命取り組んで作った作品や書類、プレゼンなどがあっさりと否定されると落ち込みますよね。

自分の持てる全力が否定される=自分は何もできない。
というような錯覚に陥る人もいるんじゃないでしょうか。

こんな経験が、「見返してやる根性」でエネルギーに変えられる人もいますが、何かに挑戦するのが怖くなってしまう人もいますよね。

他人にできたことが、自分にはできなかった

自分ができなかったことを、他人が難なく達成した時、何とも言えない気持ちになりますよね。

こんな時って、自分の無力感に打ちひしがれて、自信や自己肯定感が叩き潰される感覚になります。

あと、その人の成功を喜んであげたいのに、悔しい気持ちもあって素直に喜べないみたいな感情もあるんじゃないでしょうか。

そしてそんな自分もまた嫌になる。

こういった感情って妬みの感情も生まれやすいので、ちゃんと心の整理をしておかないと、人格までも変えてしまう可能性があります。

必要とされなかった時

  • 企業の面接で落ちまくる
  • 仕事で重要な仕事を任せてもらえない
  • 友達から嫌われる

こんな経験があると、自分が社会や人から必要とされていない気がして、自信を喪失してしまうこともあるんじゃないでしょうか。

人には、人や社会に認めてもらいたいという本能的な欲求があるとされています。

この説明には心理学や経済学でよく使われる、マズローの5段階欲求がわかりやすいと思うのですが、その5段階が下の図のようになっていて、下から順に欲求が満たされると、その上の欲求を求めるようになると言われています。

この場合は下の図で言う「社会的欲求」「承認欲求」が不足している状態と言えますね。

「家族に愛されている」「何でも話せる友人がいる」「やりがいのある仕事がある」のような欲求に対する不足が多過ぎると、自己肯定感をもちづらくなることもあるでしょう。

失敗やミスをした経験

失敗やミスが続くと、「自分には能力がない」と考えてしまう人もいるかもしれません。

打たれ強いと言われる人でも、そんな経験が度重なると、心理的ダメージは大きいものです。

何かに挑戦を始めた時は目を輝かせていた人も、失敗すると当初の勢いを失ってしまう人もいます。

こういった、うまくいかなかった経験が「自己肯定感」を下げてしまうこともありますよね。

諦めてしまった経験

「やる」と決めたことを続けることができなかった時に自己嫌悪に陥る人もいると思います。

つまり自分との約束を守れなかった時に、自分を信頼できなくなり、「自己肯定感」が低くなるということがあるということですね。

ただ、この習慣化や継続する方法については、以下の記事で対処法などを解説しているので、解決のヒントになるかもしれません。

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過去を悔いている

過去の行動や判断を下した自分が嫌になることもあるでしょう。

記憶を思い返している時は、その時と同じ感情が心に沸き起こってきます。

良い思い出なら、心もホカホカになりますが、逆に悪い思い出だと、くり返し自分の自尊心を傷つけてしまうこともあります。

自己肯定感が生きる上で大切な理由

自己肯定って目には見えないので、何となくの概念でしか理解されていない方もいるかもしれません。

自己肯定感をもつことで、どんな良いことがあるのか、その重要性についてもお伝えしたいと思います。

自分軸で生きられる

自己肯定感が低いと、他人と比較したり、周囲に合わせる、といった周りに流されやすくなる傾向があります。

自己肯定感が高いと、人と比べるということが少なくなって、自分なりの軸(基準)ができてきます。

そうなると、日々の些細なことでは心が揺さぶられなくなって、自分のやりたいことに集中できますし、判断基準が明確なので、行動に一貫性が出てきます。

自分の軸ができると、「より自分が好きになる」という良いサイクルが生まれやすくなりますよ。

心身が健康になる

自己肯定感が低いと不安感や焦燥感に駆られることが多くなり、心理的に不安定になりやすくなります。

心理的不安は生活リズムや行動にも大きな影響を与えることは様々な研究でも明らかになっていますし、皆さん、普段の生活でもそんな経験を一度は体験したことがあるんじゃないでしょうか?

たとえば、こんな経験ありませんか?

  • 不安やストレスから暴飲暴食気味になる
  • 仕事へのストレスから、夜の自由時間が長くなり、夜更かししてしまう
  • 人間関係のストレスで、外出するのが億劫になり運動不足になる

あと最近では、長引くコロナウイルスによるストレスから心身のバランスを崩す方も増えているようですね。

心と身体には密接な関係があるので、心の根幹となる自己肯定感を下げないことは、心身を健康に保つための重要なポイントと言えます。

人に恵まれる【人にやさしくなれる】

人を批判することと、自分を批判することって、実は表裏一体だったりします。

どういう意味かというと、人をよく批判したりする人は、自分にも同じ厳しさで接していることが多かったりするんですよね。

これは逆もしかりで、自分にやさしい人は、他人にもやさしくいられることが多いです。

心理学的には鏡の法則と言ったりして、自分に優しい人や自己肯定感が高い人は、人に対しても優しく、度量が大きいという傾向があることが知られています。

まぁ正直な所、中には例外はありますが…。

いずれにせよ、優しく、おおらかな人の周りには人が集まりやすくなりますし、そんな人は協力者も得やすいものです。

気持ちの切り替えが早くなる

自己肯定感が低いと、何か嫌なことがあった時にどうしても自分を責めたり、いつまでもクヨクヨと考えてしまうことも多いでしょう。

一方で自己肯定感が高いと、その起こった出来事に対して、落ち込みはしても、すぐに頭を切り替えて、日常を取り戻すことができます。

この理由は、自己肯定感が低い人の傾向として、自己否定に思考が集中してしまうからですね。

対して、自己肯定感が高い人は、嫌なことがあっても自分を責めるのではなく、「どうしてその出来事が起こったか」に着目できる傾向があります。

考え方も感情論ではなく、論理的に処理できやすいので、気持ちの切り替えが早くなる傾向があります。

何度でも立ち直れる

前項の話とも関連しますが、自己肯定感が高いと、思考の切り替えが早いので次の行動も早かったりします。

考えのベクトルが「どうして上手くいかなかったか」「どうしたら上手くいくか」に向いやすいので、挑戦の回数や経験量にも差が出てくることでしょう。

未来へ向けての考え方も建設的になり、状況を冷静に客観視できます。

冒頭でお話した、「失敗しても死なない」理論で生きられる人は、自己肯定感が高いからこそ、何度コケても立ち直る回復力が高いと言えるのではないでしょうか。

人生に情熱や楽しみを感じやすくなる

自己肯定感が低いと、どうしても悩みが多くなったり、出来事に一喜一憂しやすなります。

そうなると、思考がネガティブになってしまったり、本来、自分が求めることに集中できなくなってしまうでしょう。

対して、自己肯定感が高いと、目の前のことに一喜一憂することなく、自分の目標に集中できます。

心のブレも少なく、人生に情熱や楽しみを見出しやすくなることでしょう。

まとめ:自己肯定感を高める前に下げないこと

自己肯定感が下がってしまう理由と、自己肯定感が生きる上で大切であることが少しは伝わったでしょうか?

自己肯定感は高めるのも大事ですが、その前に下げないという視点も必要じゃないかな?と考えています。

生まれた時は、自己肯定感はMAXで高いのですから、むしろその状態に戻っていくことが必要なのかもしれませんね。

以下の記事では、具体的に自己肯定感を下げない方法について解説していますので、併せて読むと行動に移しやすいかと思いますよ。

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