すぐやる習慣をつけるにはコツがある|行動力が加速する5 つの方法

いつも、やらないといけないことがあるのに、ついついやる気が出なくて先延ばしにしてしまうんだよな~
でも、中にはどんどん行動して成果や結果を出す人もいるけど、何が違うんだろう?すぐに行動できるコツがあれば教えて欲しい。

こんな方のお悩みにお答えします。

そんな私は、割と何でもやってみたいタイプなので
「これをやりたい!」と目標や、やりたい事は掲げるのですが、
いかんせん腰が重く、取り掛かるまで恐ろしい程時間がかかったものでした。
が、いくつかの「すぐやる習慣のコツ」を知り、実践することで克服することができました。

今回は、そんな私の経験と多くの情報の中から効果があった「すぐやる」コツをご紹介します。

すぐに行動できない原因

すぐ行動できないのには理由があるはずです。まずは、すぐに行動に移せない理由を考えてみましょう。

行動できない原因は以下のような理由ではないでしょうか?

  • 失敗しないかと考えるとなかなか行動に移せない
  • 無駄にならないかと考えるとなかなか行動できない
  • 後回しでいいや~と思って行動しない
  • やり方がわからず思考停止
  • やる気が起きなくて行動できない
  • 時間がないから後でやる
  • 自信がないからとりあえず今はやらない

行動できないと失うものが多い理由

あなたは「すぐ行動できない」「後回しにする」ことで失うモノを考えたことがありますか?人生は日々の行動や決断の連続でその結果が今に繋がっています。

つまり、行動が遅い分だけ失うモノや失敗する可能性を増大させてしまっているのです。考えられるすぐやらないことで失うこことを挙げてみました。

  • いつまでもやっていないことが気になって目の前のことに集中できない
  • 行動できていない自分に苛立ち、ストレスが溜まる
  • 行動が遅いと後手に周り、やることなす事うまくいかない
  • 行動が遅いと、仕事での信頼を失う
  • 行動が遅いと人間関係が悪くなる
  • すぐやらないからやらないことが習慣になってくる
  • 頭でっかちのノウハウコレクターになる

正直、まだまだありますが、書ききれないのでこの辺にします。つまり何が言いたいのかと言うと、すぐやらないと失うモノや人がとても多いということです。

すぐやる人が圧倒的にコスパが良い理由

すぐやる、行動が早い、ことがどれだけメリットがあるのかも考えてみましょう。
どんな良い結果を生むのかを知っていれば、行動を高速化するモチベーションにも繋がります。

  • すぐにやって終わらたら気持ちがスッキリして今を楽しめる
  • 行動が早いと他者に先んじて先手を打てる
  • 仕事やビジネスで出世できる可能性が高まる
  • すぐやる人は仕事や人間関係で信頼を得る
  • すぐやることが習慣になり、好循環が生まれる
  • 高速で実践する事で、成果が出やすい
  • 例え失敗してもノウハウがどんどん溜まるので成長が早い
  • 悩んだり、余計なことを考えるヒマが無くなる
  • 時間を無駄にしない

意思の強さよりも仕組みづくりがキモ

行動が早い人は生まれつきの才能、と思う人もいるかもしれないですが、実際には違います。
もちろん、中には元々頭の回転が速く、行動が早い人もいますが、後天的に鍛えることで身に付く習慣でもあります。

私も、元々は行動が超遅い人間で、社会人になってから自分の行動力の無さに絶望し、改善を続けて身に付けることができましたので実体験で経験済みです。

行動力を上げるためには、高い向上心やモチベーションなどの気質や性格など根性論を考えることも多いかもしれません。
確かに、そういった面も影響すると思いますが、そもそも人間は変化を嫌う生き物ですのでそれだけで解決するのはとても難しいです。

大事なのは、すぐやる為の仕組みづくりで、その知識を知ることと、実践することが最重要と考えます。

すぐやる習慣を身につける方法7つ

前置きが少し長くなりましたが、実際に私が効果を実感した「すぐやる習慣」を身に付ける仕組みづくりの方法をご紹介します。

5秒のルール

これは「やろうと考えてから5秒以内に実行する」という極めてシンプルなルールで、アメリカのテレビ司会者、作家のメル・ロビンス氏がこちらのTEDのトークで紹介し、大反響となった方法です。

TEDとは…
アメリカのニューヨークに本部を置く「講演会を開催する」非営利団体。
世界中でカンファレンスが行われており、各方面で活躍する、文化人、学者、作家などを招いてプレゼンテーションを行う。

参考:Wikipedia TED(カンファレンス)より 

何かをやろうと考えてから、実際に行動に移すまでには、人の頭の中では様々な考えが浮かびます。面倒くさい、後回しでもいいじゃないか、本当に今やるべきか?と…

彼女の発表ではその「言い訳」を脳が考え始める暇さえ与えない時間が5秒だと語っています。やりたいと考えてから5秒以内に行動に移せば、悩むヒマなく行動できるというのです。

実際に自分も実践してみたのですが、これはまじで有効でした!本当に悩むヒマさえ与えず自動的に行動させてくれるのです。一度試してみる価値有りです。

終わる時間を決めておく

とにかく、すぐやることが苦手な場合、まずはすぐに取り掛かれる事に重点を置くべきです。その後の行動する時間はぶっちゃけ、短くてOKです。

なぜなら、最初は行動し始めることにエネルギーが要るので、それだけでも最初は疲れます。
なので、行動する時間は最初は15分程度でも良いと思います。

徐々に慣れてくれば少しづつ行動する時間を長くしていけばいいでしょう。

まずは小さいことから始める

まずはやることを細分化して、小さなことから始めるのが大切です。

例えば、ダイエットを始める時にいきなり、毎朝30分のジョギングに炭水化物を全カットした食事など、高すぎる目標をつくっても絶対に続きません。

まずは、毎朝自宅で腕立て3回、腹筋3回、背筋3回ぐらいの小さな目標でいいと思います。これなら一瞬で終わりますから心理的なハードルはぐっと下がりますよね?

こうして自分が無理しない範囲のことを心理学では「コンフォートゾーン」と呼びます。人は大きな変化を嫌いますが、小さな変化を受け入れることはそれ程大変ではありません。
こうして、自分の無理しないでできる範囲を徐々に広げることがキモです。

まずは、現状からほんの少し飛び出した挑戦をしましょう。それが習慣になったら、また次の小さな変化を取り入れる。これを繰り返せば結果、行動力が身に付くことでしょう。

挑戦する目標を設定した後にも、「続かない」ことに悩む人もいるのではないでしょうか?
そんな方は、以下の記事が参考になるかもしれません。

失敗を前提にはじめる

最初にお伝えしておきたいのが、「失敗を前提にはじめる」のはリスクが大きくない事が前提になります。
その言葉通り、失敗を前提にまず始めてみるということです。
これはは多くの成功者が実践していて、行動力が高い人、全てに共通することです。

ユニクロの柳井社長の有名な著書で一勝九敗という本があります。この本では「失敗を恐れず常に新しい事に挑戦する」ことの重要さが説かれていて、かなり説得力のある本です。

ソフトバンクの孫社長も「7割の成功率が予見できれば事業はやるべき」と話しています。

また、中国アリババグループ創業者のジャック・マー氏も「成功物語ではなく失敗から学ぶべき」と話しています。

成功者はやることなすこと成功していると見られがちですが、それは良い所だけを切り取られて紹介されることが多い為で、実際は多くの失敗をしています。

彼らに共通しているのは、ある程度、挑戦する価値があると見込めば、計画や見込みなどは程ほどに、すぐに行動しているということです。

そして、最も注目すべきポイントは、失敗を失敗のまま終わらせるのではなく、貴重な経験と知識として次に活かし、何度も挑戦することで成功確率を上げているのです。

更に、この考えが重要である根拠として、昨今、日本の家電業界が衰退しているのも一つの事例です。

ひと昔前までは、「日本の家電は丈夫で高機能で壊れない」というのがウリで、海外製品はすぐ壊れるし中国品は日本製品には追い付けないと世間で言われていました。ですが今では、中国製品は世界トップレベルの業績とシェアを誇ります。

中国製品が大きく伸びた背景の一つに製品の開発スピードが速いことが挙げられます。日本の製造業は、不良品や失敗を恐れるあまり、経営判断や開発スピードで大きく中国企業に遅れを取った事が日本の家電業界衰退の理由の一つに挙げられます。

ただし、この考え方はリスクが少ない時に実践しましょう

正直、個人で何かをやってみる時は5割くらいの見通しでも始めていいと思います。理由は被害がそんなに大きくないからです。
失敗のリスクよりやらずに悩んでいる方がむしろリスクだと思います。

例えば、個人的にネット副業をするにしても、初期費用はほとんど無料レベルで始める事ができます。失敗したとしても金銭的なダメージはほぼありませんし、失うのはそこに費やした時間くらいです。
こんな時は見通しは多少甘くてもすぐにGOだと考えます。

一方で、リスクが大きい時としては、例えば、病院の先生が手術をする時に、見通しのない手術方法をエイヤッで実践なんてしてしまったら、患者さんは命や体の危険を伴う訳ですから当然ダメですよね。
これはちょっと大げさな例ですがこういったリスクが大きい時は、慎重に考えましょう。

やることは事前に決めておく

とりあえず取り掛かってはみたものの、よくある、手が止まる原因として「何から取り掛かるか思いつかない」ことがあります。

これが意外に落とし穴で、せっかく取り掛かったのに、まず何をするかで迷い、その時間ロスで萎えるパターンは結構あります。

例えば、英会話の独学を始めた人が、せっかくやる気になって机に向かったものの、何から始めるかと悩みながら英語学習について調べているうちに1時間経過して、やる気が萎える。というような話です。

なので、事前に通勤、通学途中や、休憩時間などの空き時間で、やることを具体的に考えておくことがかなり有効です。
メモを取っておいてもいいでしょう。

事前にやることを決めておけば、取り掛かる時に迷いが減るので、どんどん行動が加速して、やる気も向上します。

完璧主義は捨てる

これは、日本人に特に多いと言われていますが、完璧主義は捨てた方が行動力は上がります。

完璧を求めると、行動や判断が遅くなりますし、そうやって考えているうちにやる気を失ったり、周りは先へ進んでいます。

失敗を前提にする話でも述べましたが、最初の出来栄えや結果は粗削りでも良いと思います。仕事やビジネスにおいては時に怒られたり、修正を依頼されたりする場合もあるでしょう。

でも、その時点で既に「行動する」という課題はクリアしている訳ですから、目標達成してますよね。なのでこの場合、失敗ではなくて次のステップに進んでいるのです。

ルーティン化する

これも、結果を残している人達に共通する行動ですね。いくつか事例を紹介しましょう。

まず、元メジャーリーガーのイチロー選手は、かなりストイックなルーティンで有名ですね、一部の選手からは時計代わりになると言われる程です。

彼は毎朝、弓子夫人の作ったカレーを食べ、試合の始まる6時間前には球場入り、個人練習と全体練習の後はいつもおにぎり。
試合で打席が回ってくると、ネクストバッターサークルで軽く素振りをした後、バットを大きく回し、屈伸運動、股を開いて肩入れ。打席に入る時は足首を回し、バットでスパイクを叩く、そしてお決まりの袖を引っ張りながら、バットを立てるポーズ。

もうひと方ご紹介、キングコングの西野亮廣さんはタレントから、現在は絵本作家、事業の複数経営、コンサルティング、講演など幅広く活躍されていますが、彼もルーティンを大切にしています。

彼の場合、睡眠時間はなんと平均2、3時間、毎朝起きてすぐにVoicyという音声アプリの生放送、ブログの執筆、オンラインサロン向けの記事執筆、食事はいつもそば。

成功者がルーティンを取り入れる理由は、皆、口を揃えてこう言います。「日常からストレスを減らす為」。

生きていると、日常は選択や決断の連続です。
朝起きて、何食べようか?服は何を着ようか?仕事は何から始めるか?飲みに行こうか?何時に寝ようか?そこには考える時間と思考の労力が必要になります。

ですが紹介した彼らは、その選択を自動化することで、時間や頭の容量を全力で自分のやりたいことに振り向けているのです。

つまり、自分のやりたいことのみに集中できる環境を作り出している訳です。

すぐやる習慣が身に付くまでの期間

正直、ここはあまり重要ではないと考えていますが、気になる方もいると思うので、習慣の定着にかかる期間に関する解説をしていきます。

ロンドン大学のフィリッパ・ラリー博士の「人間の習慣化」という研究では、人が習慣を定着できるまで平均66日という研究結果が出ています。

ただ、実際の所は定着させたい習慣の種類によってもかかる時間は変わってきます。習慣化コンサルタントの古川武士氏によると、習慣の種類を3つに大別し、以下のように紹介されています。

・行動習慣
勉強や片付けなどの行動習慣を定着させるのに約1か月

・身体習慣
ダイエット、運動、早起きなど身体のリズムに関わる習慣を定着させるのに3か月

・思考習慣
ポジティブ思考、発想力、論理的思考力などの考え方の習慣を定着させるのに6か月

この結果から言うと、すぐやる習慣は行動習慣になるので1か月程で定着するのが一般的かもしれませんが、紹介した方法を私が定着させるまでには、体感的には3か月程掛かりました。
ですので、定着までの期間は目安で知っておき、「やるのが当たり前になったな~」と思ったら次の習慣にステップアップすれば良いと思います。

まとめ

ここまで読んで、「とはいえ大変だな~」と思う人もいるかもしれませんが、あまり気追い込む必要もありません。
まずは自分に簡単にできそうなレベルまで小さい目標にして取り組んでみましょう。
最初は本当に些細なもので良いと思います。

また、いくつかすぐやる習慣の方法をご紹介しましたが、全てのやり方が皆さんに合うとは私も思っていません。
ですので、まずは無理ない範囲で一つづつやってみて「しっくりきた」と感じた方法をを取り入れてもらえればと思います。

少しでもお役に立てれば嬉しいです。

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