嫌われるのは当たり前|周りは気にせずありのままの自分で生きれば良い理由

人に嫌われることは、人間誰しも嫌なものです。それがいつも顔を合わせる職場の人であったり、近しい人であれば、なおさらストレスになることでしょう。

正直私も「気にしい」な所が多分にあり、よく人間関係で疲れる事があります。

でも実は本質的には嫌われるのは当たり前なので、基本、人の目は気にする必要が無いです。

主に、ここでは仕事環境メインでお話ししますが、他のケースでも活用できると思うので参考にしてみてください。

人の悩みは人間関係がほとんど

よく人の悩みは人間関係がほとんどと言われます。実際の所どうなのか、 最も人間関係が顕著に表れているであろう、職場について調べてみました。

エン・ジャパンが行った女性の仕事の悩みでは、「上司・同僚との人間関係」が2位となっていています。

また、同じく、エン・ジャパンの調査で、転職経験者の半数以上(53%)が「人間関係が転職のきっかけになったことがある」と回答しています。

また、アデコの調査でも、仕事で最もストレスに感じるものが「職場の人間関係」となっています。こちらは驚くことに、2番目に多かった「仕事量が多い」という悩みが30%前後なのに対して、「人間関係の悩み」は50%前後とずば抜けて多かった結果が示されています。

これは、自分は人間関係に悩んでいるけど、実は職場のほとんどの人も同じ事で悩んでいる、と言えますから、少し気持ちが軽くなるのではないでしょうか?

人の目を気にして生きることの無意味な理由

そんなことわかってるよ!と言われそうですが、嫌われるのを気にしたり、人の目を気にすることがいかに無駄であるかを実感してもらうために、それらが無意味な理由を解説します。

まずは、嫌われるのを気にすることが無意味な理由を以下に並べてみました。

  • 思考を奪われるので多くの時間を無駄にする
  • やるべきことや本当に大切なコト、人、モノが疎かになる
  • 気軽に話すことができなくなりしんどい
  • とにかく人間関係に疲れる
  • 疲れて他の事が手につかなくなる
  • うつになる可能性が高まる
  • 人生を楽しめない

この話を聞くと「でも人に好かれて生きる方がチャンスにも恵まれて良いでしょ」と考える人もいると思います。

確かに、そういった側面もあると思います。ただ、人から好かれる為に奪われる、時間、労力、思考、などはそれに見合うものでしょうか?正直な所、圧倒的にコスパが悪いと思います。

それに無理に人に好かれようとしても、そのような人付き合いはどこかで無理が生じてきたり、長くは続かないし、本当の意味での「仲のいい相手」にはなれないと思います。

【結論】嫌われるのは当たり前の話

少し考えてみてください。

逆に、自分が誰かを嫌いになるのも当たり前だと思いませんか? だって、人を嫌いになる理由ってなかったりもします。本能的に「この人嫌っ」と思うこともあるでしょう。 別段、そんな自分を責める必要も無いです。

ということは、あなたがどんなに好かれる為に行動しようが、好かれる時もあれば嫌われる時もあるのは、しごく当たり前な出来事な訳で、結局それを悪いと判断しているのが自分だということです。

もちろん、だからといって人を傷つけたりしてはいけませんが、嫌いな人とは距離を置けばいいのだと思います。

積極的に人を嫌ったり、嫌われたりする必要は無いと思いますが、「嫌われようが好かれようがどっちでも良いや」って考えるようになると心がとても軽くなります。私がそうだったので断言できます。

【対策①】不安の理由を特定して解決する

とは言え、「なかなかそう思えないよ」という場合の、別の改善アプローチとして、嫌われる原因や理由を明確にすることで、対策を立てる方法についてもご紹介します。

人が嫌われることを恐れるのはなぜなのか?理由を深堀りしていきましょう。嫌われるのを恐れる理由としては以下のような事が原因である場合が多いでしょう。

  • 自己肯定感が低い
  • 周囲から自分がどう見られるのか気になる
  • 自分に影響力を持つ人に嫌われたくない
  • 関わるコミュニティが狭い
  • 尊敬や好意を持つ相手に好かれたい

それぞれについて解説します。

自己肯定感が低い

自分に自信が無く、自己肯定感が低いと、人間関係のみならず、あらゆる事に不安を感じやすくなります。

中には、子供の頃のいじめや、何らかの心にダメージを負っていることもあるかもしれません。また、親から、人がどう思うか考えなさい、とか、人から好かれる人になりなさい、といった言葉を言われて育ったことが、考え方に深く影響していることもあります。

そんな時は、まず自分と向き合う時間を取って、自己イメージを上げる事をおすすめします。
この自己肯定感を上げる方法についても別記事で、後日ご紹介したいと思いますので今しばらくお待ちください。

周囲から自分がどう見られるのか気になる

これは、周囲から怠けてると思われないか?ダサいと思われないか?など、とにかく周囲からの視線を気にするという事です。

この傾向は私もあるんですが、実際は自分が思っている程人は自分を見てません。言い方はあんまり良くないですが、ちょっと自意識過剰です。

仮に見られていたとしても、その為に周囲へ注意を向け続ける労力の方がムダだと思うので、そのエネルギーをもっと有意義に使うべきだと思います。

自分に影響力を持つ人に嫌われたくない

例えば職場の上司などでしょう。自分の評価などにも影響しますし、それによって後々の収入にも関係する場合もあるので、程度の差はあれ気にする所ですね。

このように、他の誰かに自分の人生を左右される環境は、会社務めの方なら多かれ少なかれあると思います。後述しますが、そこから脱却したい方は、方法の一つとして、副業を始めることをおすすめします。

関わるコミュニティが狭い

これは、学校や主婦の方、仕事の職場などで多いでしょう。毎日、決まった人ばかりと会っていると、その環境で疎外されると行き場所がないと考えてしまう思い込みです。

正直、この場合はもっと多くの環境に飛び込んでみることですね。幸い現代ではネットやSNSが発達しているので、様々なコミュニティに気軽に参加できます。特に、主婦や会社員の方はこういった状況になりやすいと思うので、積極的に動いてみるべきと思います。

社会人の方は、ビジネスコミュニティ参加アプリを活用するのもおすすめです。

ビジネスマッチングアプリでは、yentaというサービスがあります。
業界人との交流や転職、ビジネスパートナー探しなど多様な交流ができるので、自分とは違った価値観、考え方に触れられて良いのではないでしょうか。

他には、こくちーずというサービスがあります。
こちらは、イベント、交流会、セミナーの掲示板サイトです。
私も何度か使ったことがありますが、幅広いジャンルで色んな地域で探せるので気軽に参加できますよ。

尊敬や好意を持つ相手に好かれたい

自分が尊敬する人や、仲良くなりたいと思う相手、好きな異性などに嫌われたくない、という感情が働くことがあるでしょう。

自分が、その相手と仲良くなりたいと思うあまり、無意識にイエスマンになってしまったり、憧れの相手は考え方に距離があったりするので、会話にもエネルギーを使うことでしょう。

でも、よく考えれば相手も人間で、不完全な部分があっても当然です。お互いをリスペクトする気持ちで対等に話をすれば会話も楽しくなるでしょう。

時にはうまが合わないこともあるでしょう。 もちろん、どうしても交流したい相手で諦めたくないなら、あの手この手で挑戦するのも良いですが、 人とのご縁は一期一会。、その人との時間を大切にした上で嫌われるのなら、仕方ないと割り切ってしまいましょう 。

【対策②】 嫌われたくない性格を利用する

最もわかりやすい例としては、先ほどもご紹介した、「周りからどう見られるか気になる」という場合。この周りに注意が向くのを利用して、危機察知や先読みに利用するのです。

先ほど、周りを気にするのはムダ。という話と相反する内容ですが、活用方法によっては武器になると思います。

例えば、上司の会話で「職場の改善をするためにこんなツールを導入しようかと思ってるんだ」という話が聞こえてきたとする。それはまだ公な話ではない場合、自分だけが上司の「考え」を聞ける事になる。

そこで、少しでもそのツールについての使い方やメリット、デメリットを調べておけば、もし、いざ会議などで議題に挙がった時に先んじて提案ができるかもしれない。

このように、 「周りからどう見られるか気になる」 という弱みを、「感度の良いアンテナを張る」という強みに変えられる場合もあるので、場合によってはこういった発想の転換も有りだと思います。

【対策③】 副業で収入を得ることで人生の舵を取る

ここで、副業をおすすめするのには訳があります。それは、人に嫌われたくないという動機は、その人に嫌われると自分の将来や収入もしくは生活に影響するため、無意識に気を遣っているということも多いと思います。もちろん、これが全てではありませんが影響を受ける大きな要因の一つでしょう。

昨今では、芸能人が不祥事などを起こして、表舞台から姿を消す事態が度々起こっていますよね。こうなってくると、タレントはスポンサーや視聴者の「目をいつも気にして」仕事も生活もしないといけません。考えただけで疲れますよね。

つまり、収入や生活を守るために人の目を気にしてしまうことがあるのです。 かくゆう私も、周囲を気にしてしまう原因の5割くらいはここにありました。

一方の副業をしている人や自由な経営者、個人で活動する人達はそういった世界とは無縁の生活をしていて、比較的リテラシーの高い方が多い傾向です。

発言が前向きで、ただ生活するだけでは接する事のない知識や世界を知る事ができます。たぶん初めて体験する方にとっては聞く言葉や用語も初耳のことが多いでしょう。ですので、そういったコミュニティやSNSで繋がること自体が自分の知識や世界観、自由度を広げてくれます。

そして、副業で収入を得られるようになれば、本業や身の周りの環境で気を遣う必要が無くなります。スキルも身に付くので自分の自信にもなってくるでしょう。

【 本質】心が軽くなる考え方4つ

以上のことを踏まえ、人に嫌わるのが怖い方は、以下の考え方が本質と思います。

  • 周囲はそれほど自分を見ていない
  • 万人に好かれる人なんてそもそもいない
  • 世界中の全ての人が自分を嫌いな訳じゃない
  • 人を好きになったり嫌いになったりするのは当たり前

まとめ

人に嫌われても良いと書いてきましたが、もちろん自分から積極的に嫌われにいく必要はないです。

最も大事なのは、あの有名なディズニー映画のフレーズのように、「ありのままの」自分でいることです。その上で、明日からは「嫌われようが好かれようがどっちでも良いや 」って心の中で唱えるようにしてみてください。

以上、少しでもあなたの悩みの解消に繋がればと思います。

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