発達障害もちで頭の回転が遅い私でも生産性が上がった改善方法

オーくん
仕事がなかなか覚えられないしミスだらけ、人の話も理解できない。
たぶん自分は頭の回転が悪いんだろうな。
どうにか頭の回転を良くする方法はないかな?
というかそもそも改善できるものなんだろうか?

今回はこういった悩みにお答えしていきます。

というのも私は発達障害でADHDという障害を診断されています。
この障害は簡単に言うと、不注意と衝動性のいずれか、もしくは両方の特性をもつ障害です。

発達障害については別の記事で話していこうかと思いますが、私の場合は不注意が特に強く出ていて、例えば以下のような困難さがあります。

  • 段取りが苦手
  • 人の話を何度も聞かないと理解するのが難しい
  • ケアレスミス多発
  • 臨機応変な対応が苦手
  • すぐに頭がキャパオーバー

他にも色々困ることはあるのですが、何が一番大変かっていうと、仕事にもろに悪影響します。

未だに大変なことも多いので試行錯誤はしていますが、現在はずいぶんと改善したものです。

ところが、最近は冷静に周りを見られるようになっていて、ふと気が付きました。

amatochan
意外に、あまりモノゴト考えずに行動している人っているかも…

自分が言うのもなんですが、若い人は経験が未熟なのでわからないことだらけなのは当然ですが、それなりに社会経験をされている人でも、基本的なことができてない方がいるのに気づきました。

そこで本記事では、まず基本的な思考法を身に付けて、仕事で成長していくための素地をつくることを目的にしています。

既にそれなりのキャリアや仕事術を身に付けている人が、次のステップに行くためのテクニックは他にもたくさんあると思いますが、この記事ではそこまで触れません。

なぜなら、釣り竿を持ってない人が魚の釣り方を教えてもらっても、役に立ちませんからね。

ということで本記事では、発達障害で頭の回転が遅かった私の実体験を交えつつ、特徴の解説や改善方法についてご紹介していきます。

発達障害のあるなしに関わらず、頭の回転が遅くて悩んでいる方の参考になるかと。

【結論】頭の回転は後天的に改善できる

結論として頭の回転の遅さは後天的に改善可能です。
これは、自身が体験しているのではっきり言えます。

とはいえ、先天的に頭の回転が良い人を超えられるか?といえば難しいかもしれません。

やっぱり、元々頭の回転が早い人は、特に意識しなくても考えを組み立てられたり、課題を解決していけるので、ここを超えるのに挑むのは不毛かもと思います。

ですが、仕事やキャリア、あるいは人生を構成するのは”頭の回転”だけではありません。

その人のキャラクターや社交性、考え方のクセ、継続力など様々な要素が組み合わさってあなたの世界観はできていると思います。

なので、「頭の回転はある程度改善しつつ、他の魅力も掛け合わせる」ことで、自分の可能性の幅が広がるんじゃないかと。

こちらは自分の「得意」や「好き」の見つけ方とその重要性についてご紹介しています。

掛け合わせることで独自の強みをつくるヒントになるかと思いますので参考にどうぞ。

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頭の回転が遅いあるある8つの特徴

まずは改めて、どんな時に頭の回転が遅いと感じるかを考えてみましょう。

読者のあなたも、あてはまっていることがあれば、この記事がお役に立てるかもしれません。

段取りが苦手

段取りで必要なスキルって意外にたくさんあります。

  • 目的を明確に把握する
  • 目的までにやることを洗い出す
  • 優先順位を決める
  • どの順番でやれば効率よく進められるか検討
  • 起こるであろう事態を予測する
  • 所要時間などを考慮する

こういった作業をそもそも理解できているでしょうか?
それとも、とりあえず取り掛かって途中でパニックになっていませんか?

思いつきで取り掛かって、モノゴトが進まない、パニックになるようなら段取りが苦手じゃないでしょうか。

そんな方はあまり頭の回転が良いとは言えないかもしれません。
段取りは仕事のみならず生活の質に直結します。

こちらの記事では段取り改善法について解説していますので、参考にしてみてくださいね。

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忘れ物が激しい

頭の回転にはワーキングメモリも関係していることが脳科学の研究で明らかになっており、具体的には脳の前頭前野の働きが、ワーキングメモリの能力を左右することがわかっています。

専門的な内容ですので内容は割愛しますが、詳細はを知りたい方は以下をご参照ください。

頭の回転が早い人はワーキングメモリが強いため、何かを頭で考えたり記憶しながら他のことができます。

こんな人は一時的な記憶を忘れにくいので思考の処理能力に優れています。

ですがワーキングメモリが低い場合は、何かをしている間にやることを忘れたり、記憶を留めておくことが難しいためうまく考えがまとまらないといったことが起こります。

前頭前野の働きの一つで、短時間の間、頭に記憶を留め、同時に他のことをしたり、情報の整理を行う短期記憶能力のこと。
例えるなら、ワーキングメモリは机の上の作業台スペース。
長期記憶は長期保管されている引き出しの中と言われます。

忘れ物も多い傾向にあり、「うっかり」「天然ボケ」といった特徴をもっていることもあるでしょう。

一見誰にでもあるようなことですが、この傾向が強すぎるとあらゆる場面で困難が出るのでやっかいです。

人の話が理解できない

人の話が理解できない場面はこんな状況があるでしょう。

  • 相手が何を言っているか意味がわからず何度も聞き返す
  • 会議で話している内容がわからず取り残される
  • 自分の理解が周りの理解とずれている

これは過去の私の実体験でもあり、周りがどうして一回聞いただけでわかるのか謎だと感じていました。

単純な話なら特に問題なくても、少し込み入った内容や複雑な内容になると、とたんに理解が難しくなったりします。

これも頭の回転の遅い人の典型的な特徴かと。

臨機応変に対応できない

仕事では定型作業と言われる業務よりもその場の状況に合わせて対応していく臨機応変さの方が求められますよね。

例えばこんな感じでしょうか。

  • 当初の商品仕様が変更になり再設計を求められる
  • 客先から受注していた案件で再検討を伝えられる
  • 複数の状況が起こる想定で都度対応が求められる

こういった、突然のハプニングや方針変更などが起こった時に、「どう対応して良いのか皆目見当もつかない」なんて方は、臨機応変な対応能力が欠けていると言えるでしょう。

やることがたくさんあるとタスク崩壊

ある仕事をやりつつ、他のことにも注意を向ける必要があったり、一つのことを記憶しながら、別の処理をする場合なんてことは日常的にあると思います。

ちょっとこれだけだとイメージしづらいでしょうか?

例えば、Aという業務をしていた所、緊急性の高いBという仕事が入ってきたので先に取り掛かりました。
ですがこの後に客先との大事な打ち合わせがあり、資料を作るCの作業もあります。
とりあえず、急ぎのBの仕事に取り掛かりますが、途中で上司にAの業務の進捗の説明を求められました。
そうこうしているうちに、どう考えても打ち合わせ迄にはCの資料づくりは間に合いません。
そこで、Bの仕事を他の人に手伝ってもらおうと考えますが、どの部分を任せていいのか判断できず、短時間で要点を伝えるのが難しいと考え諦めました。
そうこうしているうちにタイムオーバー…。

このケースではコミュニケーション能力不足などの背景もあるかもしれませんが、複数の仕事と多くの判断、時間管理などが重なり、処理が追いつかなくなっています。

これも、”ごくたまに”であれば誰にでもあることかもしれません。

ですが、他の人と業務量は大差ないのに、日常的にタスクがパンクしてしまっている人は頭の回転が遅いのかもしれません。

うまく質問・説明ができない

人に質問する時に要点をまとめて聞けないことや、話している間に何を聞きたかったのかがわからなくなる、なんてことはないでしょうか?

他にも会話している時に、相手の話に対して次の会話が思いつかない、なんてことはないですか?

たぶん頭の回転が遅い人はこんなことがあるかと。

  • 会話中に言葉に詰まる
  • よく言葉を”かむ”
  • 話の要点をまとめて説明できない
  • 話の結論(着地点)を見失う
  • 何がわからないのかわからない質問になっている

例えば身近なテレビの世界では、明石家さんまさんやダウンタウンの松本さんなどは、会話の中から一瞬で面白い話に話を拡げていますよね。

しかも、言葉に詰まるとか言葉を”かむ”、なんてのもほとんどありません。

これはもちろん経験してきた場数の違いはありますが、それだけであそこまでのトーク力は身につかないのではないでしょうか。

このように、人と会話する中で複数の情報や意味、話の要点を考えるのは高いワーキングメモリが必要になってきます。

仕事が覚えられない

「仕事が覚えられない」というと少し抽象的ですが、これまで説明してきた、「人の話が理解できない」「うまく説明できない」「わからないこがわからない」といったことが重なって、「仕事が覚えられない」状態に陥っている可能性が高いのではないかと。

次の項では私が「これは改善に役立った」と感じた方法についてお伝えしていきます。

頭の回転が遅い私が改善した方法

ご紹介する方法は先に書いた、「頭の回転が遅い」を本質的に改善する方法だと思っています。

というのも、「脳トレゲームをすると良い」とか、「速読すると頭の回転が早くなる」という話もありますが、私はやっても一切改善しませんでした。

こういったものは、脳がつくられる子供の頃にやるのはいいのかもしれませんが、大人になった頭にはあまり効果がないのでは?と個人的に思っています。

前置きが長くなりました(^^;)
それでは、改善方法をご紹介していきます。

仕事の意味や目的を理解する

特に「人の話が理解できない」や「臨機応変に対応ができない」といったケースではその仕事の目的や意味をきちんと理解できていない可能性があります。

超絶基本なことは重々承知で話していますが、意外にこれをちゃんと理解せずに仕事をしている人っていると思います。

もちろん本人の仕事への取り組み方も大事ですが、コミュニケーションが希薄な職場や、風通しの悪い職場なんかだと、こういうことってザラにあったりします。

私もメールや問い合わせなどで意図をはかりかねる内容を聞かれた時に、改めてその相手と詳しく話をしていると、そもそも何のためにその作業をしているのかわかっていないことがありました。

かくゆう私もひと昔前まではこの状態だったので状況はよくわかるのですが、このような状態なら、まずは以下のことを明確にしましょう。

  1. 目的を明確にする
  2. 不確定要素を把握する
  3. ゴールまでの道筋を立てる

これだけだとわかりにくいと思うので、それぞれもう少し深掘りしますね。

1.目的を明確にする

まずはその業務なり仕事がどんな目的なのかを明確にしましょう。
具体的には以下のような状況。

客先へ字自社商品のマニュアルを作成して提出することになりました。
上司からとりあえず大まかな説明と過去に作成した事例をもらいましたが、どんなお客さんなのか、どこまでの情報を書いていいのかなど聞いていません。
そこでもう一度確認した所、客先はアメリカの企業で、細かい仕様は会社独自の技術もあるので細かい所は記載せず大まかな仕様と概要だけでいいことがわかりました。
他にも、この商品について詳しく知らないスタッフも多いため、取り扱いの手順がわかるような資料にして欲しいとの要望があったそうです。
また担当者は日本人ですが、このマニュアルを使うのはアメリカ人だということでした。

例えばこんな場合、何も確認せずに仕事に取り掛かっていたら色々間違いだらけな結果になることがわかりますよね。

この事例で言えば、日本人とアメリカ人が見るので言語は日本語と英語併記、細かい仕様は書いてはいけないこと、手順書のような資料に仕上げる必要があることなどです。

こんな感じで目的を明確にすることで、手戻りが少なく、より目指す方向に沿った行動ができるようになります。

こういった意図を汲み取ることで、上司からも安心して仕事を任せらてもらえますよね。

2.不確定要素を把握する

中には不確定要素がある中で仕事をすることもありますよね。

例えばこんな感じでしょうか。

  • 仕様が明確に決まっていない先行開発
  • 営業活動での受注金額によって変わる提案内容
  • 個別指導塾での生徒に合わせたカリキュラムつくり

どんな不確定要素があるかを知っておくことで、起こるであろうシナリオを予測しやすくなるので、あらかじめの準備が可能になります。

3.ゴールまでの道筋を立てる

先に話したように、状況に合わせた臨機応変さを求められる場合は、いくつかのシナリオを作っておきましょう。

もちろん仮説で考える部分もあるので想定外のこともあるでしょうが、何も考えていない場合と比べれば、はるかに的確な対応ができます。

こういった先を読む習慣をつけることで、今確認するべきことに気付いたり、状況整理ができたりすることで思考力が鍛えられます。

メモをする

個人的にメモは最強のツールじゃないかと思っています。

考えたことや思いついたこと、知ったことなんかを、常にメモする習慣にしていると、後々かなり役立ちます。

時には情報を書き出すことで、思考が整理できたり、アイデアがひらめいたり、わからなかった点と点が繋がる、みたいなこともあります。

他にも、聞いただけだと忘れたり、情報が頭でバラバラだったりすることも書き出して視覚化すると理解できたりするので、頭の回転が遅い人には必須のツールかと思います。

メモは手書きでもいいですが、個人的にはGOOGLE ドキュメントEVERNOTEがオススメで長年愛用しています。

基本無料でも使える上、PCやスマホなどで同期されているので、いつでもどこでも思い立った時に見たり書いたりできます。

メモの重要性や活かし方については、こちらの記事で詳しくご紹介しているので参考にしてみてはいかがでしょうか。

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あと、こちらの本はADHDを抱える借金玉さんが、自分なりに工夫して編み出したライフハックをまとめていて、メモの取り扱い術なども紹介されています。

私も自分の改善に役立てているので、発達障害のみならず注意の欠如に悩まされている人の参考になるかもしれません。

知ったかぶりしない【プライドは無意味】

人の話をさえぎって早合点したり、よくわかっていないのに知ったかぶりする人いないでしょうか?

私はこれがありました。
当時のことを考えると、とても肩に力が入りすぎていて、「周りの人に言い負かされてはいけない」、「わからないとは言えない」みたいな考えの所がありました。

ホント、完全に無用なプライドです。
こうなってくるとわからないまま時は過ぎ、さらに聞きづらくなる悪循環に陥ります。

amatochan
はいそうです、典型的なダメリーマンでしたね。
この時期は、このことわざが身に沁みました… 
聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥

中には「何度も聞くな」「いつまでそんなことを聞く」みたいなことを言う人もいますが、理解力を補うには、素直に何度でも聞いていくべきと考えています。

もちろん先ほどお伝えした通り、聞いたことはメモしたり、自分で調べてみるなどして自分で考える行為は大切です。

でも一度で理解できなかったり、忘れてしまうことなんて人間誰しもありますからね。

相手の時間を割いてもらっていることは心に留めつつ、わからなければ教えてもらいましょう。
たいていの人は答えてくれると思いますよ。

さらに、普段から人と話していると、「実は…」みたいな、聞かないと知れないような情報が入ってきたりします。

そうした情報を仕事に活かすことで、自分の強みになることもあるので変なプライドは捨ててどんどん聞いていきましょう。

道具を活用する

最近は便利なツールやアプリがたくさんリリースされていますよね。

こういったツールを使うことで、効率を上げることはもちろん、無駄がそぎ落とされ、脳の容量が空いた部分を他の作業に使うことができます。

例えば、Everythingというアプリでは、パソコンやサーバー内の特定のファイルやデータを瞬時に探すことができます。

これがかなり便利で、「あのデータどこに入れたっけ?」ということがあってもすぐに探し出すことができます。

他にも便利なツールはたくさんありますが、この記事では書ききれませんので、また別記事にて紹介したいと思います。

考える習慣をつくる

正直、私も20代を振り返るとかなり思考が浅くて、短絡的。
ほとんど何も考えてなかったと感じます。

具体的には、何かやろうとしてもすぐに面倒になるし計画性もない。
そもそも計画を考えようと思っても、具体的に何から考えて良いかわからず、やる気がなくなってましたね。

でも今ならわかるんですが、思考が深い人って、計画や問題点、先読み、話の奥にある理由などまで考えています。

でも「ものごとを深く考える」って聞くだけだと、何からして良いかわからないですよね。

私が振り返って、思考の習慣がつくターニングポイントになったと感じるのが、以下の3点でしたね。

  1. 本を読み漁る
  2. 動画を毎日流し聴き
  3. 日常で見聞きすることについて考える

それぞれについて、もう少し詳しく解説します。

1.本を読み漁る

自己啓発や、仕事術、自己マネジメント関連の本を読んでみると自分の生活や仕事にも応用できることがあります。

実績のある著者や経営者は普通の人よりはるかに深い思考を持っています。
そんな人の頭の中を、今は中古本なら数百円で学ぶことができるので使わない手はありません。

個人的には古本屋にいくよりもAmazonで買うのが断然オススメです。

amatochan
理由は時間の短縮ですね 

古本屋だと、お店に行き、どれが良いのかとたくさん中身を見て、悩んでから買う、という流れなので家を出てから本を数冊買うまで数時間を浪費します。

欲しい本が決まっていてもお店に無かったら、時間の浪費でしかありません。

一方Amazonなら、口コミや感想である程度その本の概要はわかります。
日常の合間時間などで見つけた本を欲しいものリストに入れておき、欲しい本が絞れたら購入ボタンをポチるだけです。

もちろん、口コミにサクラが混じってるとか、本屋なら中身を見られるから安心、という点もあるかもしれませんが、それを考慮してもAmazonのコスパは圧倒的かと。

2.動画を毎日流し聴き

アメリカの著名な哲学者であるウィリアム・ジェームスの言葉にこんなものがあります。

心が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる

~ウィリアム・ジェームス~

私はもう6年以上毎日、通勤時間に動画の聴き流しをしているのですが、ホントに思考パターンが変わります。

主には、成果を出している著名人や経営者、自己啓発系Youtuberの動画などですね。

聴いていると、自分の状況を考えたり、その人が話す本質部分は何か?など思考欲求のようなものが沸いてきます。

これは皆さんにオススメできる良習慣かと思うので今日から始めてみてはいかがでしょう。

3.日常で見聞きすることについて考える

私も日ごろから、目、耳に入ってくる情報に対して「どうして?」「ということは?」といった言葉を頭の中で投げかけています。

まぁそんなに大したことは考えてませんが、経済、心理学、自己啓発系が好きだったりするので、最近では無意識に頭が考えるようになって、色々ギモンが沸いてくるんです。

そして、わからなかったらGoogle先生に聞けばいいですね。
便利な世の中です。

今ではそんな感じですが、もちろん昔からそうだった訳では無く、この思考のクセが付いたのは5年程前からです。

こうして日ごろから考える習慣を付けていると、思考の深さや幅が広がるのは間違いないです。

はじめるコツとしては、今自分が注力していることをひたすら考えてみてください。

「やりすぎ」と思われるかもしれませんが、寝ている時以外はずっとそのことを考えるようにしていると、頭が常に思考モードになって感度の良いアンテナが立つようになりますよ。

できるだけシングルタスク

これは数々の研究や論文でも明らかになっていますが、マルチタスクは効率を下げることがわかっています。

例えば、スタンフォード大学の研究では、メール、webテキスト、ビデオ、チャットなど多くのフローを同時並行的にやりくりする大学生は、マルチタスクが少ない仲間より、はるかに効率が悪かったという研究結果が出ています。

人って違うことに頭を切り替えるのに、ものすごい労力を使う上に、また集中するのに時間が掛かります。

個人的に感じるのが、電話がしょっちゅう鳴る職場とかは明らかに作業効率が落ちますね。

頭の回転が遅いなら、できるだけ脳が気持ちよく働ける環境にするべきで、それがシングルタスクだと思います。

これは、他にも成果を出している多くの方が、1つのことに集中する優位性を語っています。

実業家の与沢翼さんの本「ブチ抜く力」では「一つのことに魂を売れ」とまで書いてますね。

基本、私は暇があれば日常的に情報をたくさん収集するのが日課なんですが、何かを達成したいと思う時は、1つのことに絞った方がスピードやクオリティが向上した経験があるので、ある程度再現性の高い話かと思います。

今できることに集中

勉強とかし始めると、ついついあれもこれもやっといた方がいいかな?と感じて、今の自分にはまだ使いこなせないツールや知識まで勉強を始めちゃったりすることありませんか?

私はこういう傾向があったのですが、今は意識的にやめるようにしています。

なぜなら、もっと今やるべきことがあるからですね。
新しい知識を入れるのは大切ですが、もっと大切なのは行動することです。

行動や経験に勝る知恵はないと思うので、目の前にある、やりたいことや課題に集中するのが一番かと。

まとめ:最重要は理論より経験です

ご紹介したのはどれも基本的な話ですが、実際の行動が伴わないと「絵に描いた餅」です。

少しでも参考になる内容があれば、どんどん実行してみてくださいね。
行動してからでないと気付かないことってたくさんありますから。

頭の回転を速くすることは脳のパターンを書き換えることなので、すぐには変化は感じられないかもしれませんが、半年も続けていれば小さな変化を感じられると思います。

「半年は長いな~」と感じる方もいるかもしれませんが、焦りは禁物です。
焦るとどれも長く続かず中途半端になる可能性は高いです。

いきなり大きな変化は挫折の可能性が高くなり、非効率なので、ぜひ小さな変化をご自身でつくってみてくださいね。

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