人のせいにするのはやめて自己責任で生きよう|人生の舵は自分が握る

オーくん
環境や人に恵まれなくて、うまくいかないことばかり。
でも、もしかして自分にも問題があるのかな?

すぐに環境や人のせいにしてしまうことってありませんか?
もし身に覚えがあるなら、この記事が役に立つかもしれません。

今回は、「人のせいにせず、自己責任で生きると、人生をコントロールしやすい」話をしていきます。

amatochan
こう言っておいてなんですが、私は自己責任のある人間とは程遠いヤツです(^^;)

こう言うと説得力に欠けるかもしれませんが、実際に自分の経験上でも、自己責任力が高い人は自分の軸があって、人間的にも魅力的な人が多いと感じています。

肌感覚で感じますし、よくそんなことに気づかされる場面にも遭遇するので、今回お話する内容は、現在進行形で私も意識して取り組んでいることでもあり、生きる上で大切なポイントかと思います。

この記事では自己責任力の重要性を知り、実践中の私が、自己責任で生きた方が良い理由や、自己責任力を身に付けるためのポイントについてご紹介していきます。

自責思考と他責思考について

自己責任力が高いってちょっと抽象的ですよね。

まずは「自責思考」と「他責思考」違いについて考えてみましょう。

自責思考型の人

自責思考型の人はこんな特徴があるかと。

  • 自分の意見や軸があり、他人に感情を揺さぶられない
  • 常に自分が主体となって考える
  • 当事者意識が高く、自分で考え動くことができる
  • 困難な状況でも粘り強く取り組み突破口を探す

周りで”デキる人”を観察していると、言葉や行動のはしばしから、自分主体の意識を感じますし、明らかに粘り強さがあります。

仕事上で問題が起こると、中には犯人捜しや個人の問題で片付けてしまうケースも散見しますが、自責思考の人は全体の問題として俯瞰して見る能力にも長けていますね。

考え方も建設的で、「どうすれば良くなるか」「どうすれば解決できるか」といった目的に集中しているので、おのずと結果も出やすいのではないでしょうか。

他責思考型の人

もし自己責任力が低い状態だとこんな状況になるかと。

  • 常に人の言葉に左右されて自分の意見や軸がない
  • いつまでも他人まかせで自分で考えない
  • 当事者意識が低く、誰かのサポートがないと行動できない
  • 周りのせいばかりにしていて、信頼を失う

他責思考だとどこか他人任せで、面倒なことがあるとすぐにやる気を失う傾向があるかと思います。

また言葉には出さなくとも、「そもそもあの人が」とか「このシステムが使いにくいから」といった、愚痴や不満が雰囲気から出ていることもあるんじゃないでしょうか。

そんな日々の小さな積み重ねが、成果が上がらない原因になっている可能性もあるんじゃないでしょうか。

ちょっとキビしい言い方ですが、自分もそんな所があるので、正直胸がイタいです。

あてはまった人がいたら、一緒に変わっていきましょう。

自己責任力が低いと失うもの

こんな感じで、「自責思考」と「他責思考」では思考や行動パターンがまるで違ってくるのが少しイメージできたでしょうか?

次に、自己責任力がないと失うもの。
それは「人生のコントロール感覚」かと思います。

自己責任力は「自分の進む方向を自分で決める力」とも言えるかもしれません。

自己責任で考える人は、ほとんど他に原因があるように見えることでも主体的に動くことができるので、今ある状況なども正確に把握することができます。

また人にどう言われようが、自分で考えるクセがあるので、周りに左右されづらい傾向がありますね。
自分の意思で行動し結果を受け止めているので、人生のコントロール感が違ってきます。

一方、自己責任力が低いと、仕事などで成果や信頼を得る機会が減り、自信が持ちづらくなって、人の意見に左右されやすくなります。

また、環境や他人は自分ではコントロールできませんから、いくら「この職場が」「あの人が」と言ってみた所で、状況はそうそう変わりません。

何か他のせいにすることで、いつまでもネガティブな感情を引きづったり、周囲からの信頼が得られなかったり、他人事なスタンスを見抜かれたりと、長期的に見れば自分が損をすることになるのは想像に難くないですよね。

自己責任で生きるのは自分と向き合うこと

自己責任で生きようと思うと、自分がどんなことを考えているのかを見つめなおすキッカケになり、「自分と向き合うこと」の時間が増えます。

元々、他責思考な人が自責思考になろうとすると、最初はこんな状況との葛藤になるかと思います。

  • ダメな自分を受け入れるのが辛い
  • プライドが自分の責任だと認めさせない
  • 他にも原因がある時に、つい”自分以外のせい”にしがち
  • 他の人や環境に変化を求める

この気持ちとてもよくわかるのですが、この感情がある間はチャンスが巡ってこなかったり、思うように成長が感じられなかったりするんじゃないかと。

理由は簡単ですね。

上記のような思考や感情で動いていると、少なからず行動や言動にも表れますし、”感の良い人”ならすぐに見抜かれます。

全ては自分が引き寄せている

ここで突然ですが、「引き寄せの法則」って知ってますか?

元々は、アメリカの哲学者であるナポレオンヒルが提唱している「思考は現実化する」、という考え方から派生した成功法則と言われています。

この考え方を簡単に説明すると、「意識を向け、エネルギーを傾けたものは現実となって、その感情の波は連鎖する」ということ。

ここ10年程で、この考え方は広く認知されるようになったのですが、人によっては「スピリチュアルっぽくて好きじゃない」という方もいます。

ただ個人的にこの考え方は、「現実で起こる原因の本質」と思っています。

ちょっと難しいかもですが、「相手の感情はうつる」「常に考えていたことが現実になる」ってことよくありませんか?

私は何度もそんな経験があります。

この理由は先ほどもお話した通り、良くも悪くも、感の鋭い人は相手の思考を見抜くということや、職場の空気感に流されて同調する、といった目には見えないエネルギーが、人の言動や行動を左右することがあるからです。

何が言いたいのかと言うと…

思考や行動が全ての現実を引き起こしている

ということ。

そもそも、目の前の結果は誰のせいでもない、自分が選択してきた結果なんです。

たとえば、職場の環境が良くないとか、上司の性格が悪いとか、一見すると自分以外に原因があっても、そもそも、「その会社を選んで入社したのは自分」という事実を忘れてはいけません。

たとえ、「採用された会社の中での選択肢が限られていた」ということでも、その状況をつくりだしたのも自分だということです。

すいません。かなり辛辣な言い方をしていますが、私も過去、そんな事実を受け入れざるを得ない経験をして、強く実感したことでもあります。

この事実と向き合うのって結構ツライですが、自己責任で生きるようになれば、自分の行動や選択を本気で考えるようになるので、チャンスや周囲の協力を得られるなど、良い循環が生まれやすくなります。

いつもうまくいっている人は「運が良い」のではなく、「必然的」にその状況を引き寄せていることはまず間違いないでしょう。

自己責任で生きる思考になる方法

自己責任で生きることが、短期的には苦しくても、長期的には良い影響を与えることが多少ご理解頂けたでしょうか?

ここからは、私自身も意識している「自己責任の思考」を身に付ける方法について解説していきます。

事実、社会で起こっている現象にも当てはまるので、実践してみる価値はあると思いますよ。

【事実】最初は苦しい

まず話の腰をおるようで申し訳ないのですが、自己責任で生きるのは最初は苦しいと思います。

だって、他のせいにしていた方が楽ですよね。

自分は傷つかないし、他の人が動いてくれるので自分の労力は少なくて済みます。

ですが、何度も言う通り短期的には楽でも、長期的には苦しくなってきます。

のちのちそのツケが、ボディブローのように効いてくるんですよね。

amatochan
はい、自分のことを言っています。
自分のことを書くのは恥ずかしすぎますが、一つの実例として正直に書いています。

ぜひ、目先のことばかりではなく、長期的視野でモノゴトを見るようにして、自己責任で生きる重要性を意識してもらえればと思います。

できごとの捉え方は選べる

起こる現実は事実として変わらないですが、それをどう感じるかは人によって全く違います。

例えば、アパホテルの社長である元谷芙美子さんは、出来事をポジティブに捉える天才だと思います。

1つエピソードをご紹介しましょう。

現在、アパホテルが展開している客室は、国内外合わせると、7万室に上ります。
万に一つのトラブルが、1日7回起きる計算になります。
そのトラブルによって、お客様からお叱りを受けることもあります。
(中略)
トラブルが起こったときこそ、アパホテルを愛してくださるお客様からお話をうかがえるチャンス。
誠心誠意、お客様の言葉に耳を傾けます。
なにもなければ気づかなかったことに気づくことができたのですから、落ち込むよりも、感謝する心が芽生えます。

「強運」元谷芙美子より

このケースでは、トラブルが日常的に起こることは事実で変えられませんが、その現実を「自分の気づきや学び」に変換していると言えますよね。

元谷さんは超絶レベルの「ラッキー思考」の持ち主なので、ここまで変わることは難しいかもしれませんが、彼女の思考には学ぶ所は多いと考えます。

日常で、トラブルや災難に見舞われることは誰にでもあると思いますが、その事実をどう捉えるかで次に起こる展開は違ったものになるのはイメージしやすいのではないでしょうか。

起こったトラブルに、例え自分に非がなくても自分事と捉えることで、後々に活かせるアイデアや改善方法の種があるかもしれません。

おそらくここに、「うまくいく人」と「うまくいかない人」の分岐点があるのだと考えます。

人を批判するのはやめる

人を批判するのって、とてもムダな行為だと思います。

先にも話したとおり、他人はコントロールできませんが、自分はコントロールできます。

結局その現実を選択しているのは自分自身なので、他人の批判はやめて、自分が変わることにフォーカスしましょう。

批判すると、もしかしたら一時的には気分が良くなることもあるのかもしれませんが、長期的にはブーメランのように自分にはね返ってきます。

それは、こんな理由からです。

  • 単純に周囲は聞いていて気分が悪い
  • 人の批判ばかりしていると人が離れる
  • 自分のことも言っているんじゃないかと不信感をもたれる
  • 過去に批判したことを自分がやりたいと思ってもできなくなる
  • 人に厳しくしていると自分にも厳しくなる

人からの信頼を失うというのは、容易に想像できるかもしれませんが、他にも、他人を批判していたことが後になって自分もやりたくなったのに、「過去に批判した手前、行動できない」なんて要因にもなり得ます。

たとえば、最近起こっている事象の例で言えば、こんな状況がありますよね。

Youtuberに批判的だった芸能人:
「素人が芸能人の真似事してる」「面白くない」と批判する。
コロナショックで仕事が激減した芸能人:
「Youtubeを始めたいが、批判していた手前、今さらYoutubeをするとは言いづらい」

批判したことが自分に返ってくる典型例ですね。
私もこの状況を見て、改めて批判することのリスクを再確認しました。

また、批判する内容って自分も同じような特徴をもっていることがあったりしませんか?
もしくは過去にそうだったこととか…。

amatochan
私はコレ経験があります。
心理学では「鏡の法則」と言ったりします。
現実で起こることは自分自身にその原因があり、相手に感じる感情は実は自分へ向けての感情と同じである場合がある。という心理法則

批判内容が、実は自分の特徴でもあったりします。
なので、自分も同じような状況になった時、過去に自分が批判していたことがブーメランのように自分を苦しめることになります。

少し話がそれてしまいましたが、他人を批判することは、自分にも周りにも害でしかありません。

たとえ批判したいことがあっても、現実の全ては自分が選択した結果であることを意識していけば、状況が好転する可能性は高まりますよ。

自分のことは自分で決める

最近はネットで気軽に相談や質問できるようになって、便利な反面「自分の頭で考える」ことをしない人も多くなったのでは?と個人的には感じています。

私も以前は「何も考えてない」タイプの人間だったので、この気持ちはわかるのですが、こうなると、自分の人生を他人に委ねていることになります。

あくまで人の意見は参考程度で、「決めるのは自分」という考え方なら良いのですが、時には「アドバイスをくれた人が悪い」とか「どうして教えてくれなかったのか」など、人に責任転嫁してしまう人もいますよね。

こうなると自分の人生なのに、周りに振り回されっぱなしな人生になってしまうのは、容易に想像できます。

そんな傾向があるなら、今からでも「自分のことは自分で決める」という思考にシフトしていった方がいいかと。

思考や環境を変えるのには時間がかかりますが、徐々に”自分の考え”や”判断軸”のようなものができてくるはずです。

【注意】自己否定はNG【結果に自己責任をもつ】

こうして「自己責任論」の話をすると、全てを自分で背負い込んで、自分の人間性も否定して苦しんでしまう人もいるかもしれません。

ちょっとややこしい話ですが、こんな思考の方が意識すべきは、「自分の人間性は否定せず、自分の起こした結果に責任をもつ」という考え方を意識してはどうでしょう?

もう少し具体的にするとこんな考え方です。

自分を否定している人:
仕事でミスってしまった…。
自分はいつも、やることなすこと上手くいかない。
こんな自分には価値がないから誰も相手にしてくれない。
自分を認めている人:
仕事でミスってしまった…。
でも、そもそも今回の仕事は自分の知らないことも多かったから間違えて当然だよな。
まぁ、こんな所でつまづくのも自分らしいわ。
よし!次は今回の間違いを踏まえて再チャレンジしよう!

起こったミスは反省して次に活かしつつも、自分という人間性は絶対に否定しないということ。

ここで大切なのは、「自分の良い所も悪い所も受け入れる」というのが重要ポイントです。

理由は「〇〇だから自分はスゴイ」みたいに、条件付きで自分を肯定していると、その自信を支えている何かを失った時、自分の価値を感じられなくなってしまうからですね。

こんな感じで、自己肯定感はもちつつも、起こる結果には自己責任の意識で真摯に向き合うとメンタルが安定しつつ、成長しやすいマインドになりますよ。

反論に対して

たぶん「こんな反論もあるかな?」と思ったので、それらについても補足しておきますね。

学歴がないと良い仕事につけない

オーくん
 自己責任が大切と言われても、学歴がないからどうしても思うような仕事に就けないってあるよね?
これってやっぱり環境に左右されてるんじゃないの。

こんな意見もあるかもしれません。

確かに、日本は学歴社会がまだまだ存在するので、職業選択を左右するのは事実ですよね。

でも個人的には、学歴は人生やキャリアを方向づけるごく一部のものだと考えています。

ただ、このブログでは「弱者が社会で戦う戦略」をベースに話しているので、「鋼のメンタルで成果主義の会社で戦え」なんてことは言えません。

こういった時は挑戦するアプローチを考えてみるのも良いのではないでしょうか?

たとえば、ご自身の好きなことや得意なことを理解できてるでしょうか?
苦手なことで結果が出ずに消耗しているなら、自分の特性やスキルを自己分析してみて、得意な分野へ挑戦してみるのも良いかもしれませんよ。

「コミュニケーションは苦手だけど黙々と作業するのは得意」という人はプログラマーやWebデザイナー、フリーライターなどは向いてるかもしれません。

いきなり転職でなくても、まずは副業や独学で小さく行動してみてから判断してみても良いですよね。

得意なことを伸ばすメリットについてはこちらの記事で詳しく書いているので、参考にしてみてください。

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学歴がなくとも、人生やキャリアを構成している要素はたくさんあります。

「真の自分ごと意識」があってこそ、違った切り口や戦略が見えてくると思いますので、望まない状況に不平を言うのではなく、「どうすれば良くなるか」にフォーカスしていけば状況は好転しやすくなるのではないでしょうか。

どう考えても環境や人のせいのことだってある

オーくん
 どう考えても、環境や人が原因で起こることもあるよね。
それを自分の責任とするのはムリがあるんじゃないの?

おっしゃることはよくわかります。

確かに世の中、理不尽や不公平で、どう考えても環境や人が原因であることはあります。
こんなのは自分でコントロールできっこありません。

ですがその結果に対して、自分がどう捉えて行動するかは選ぶことができます。

私は先日、こんなツイートをしました。

https://twitter.com/ponama122/status/1276136036620365826

先にお伝えした通り、事実は一つでも捉え方は人それぞれ違うものです。

困難にぶち当たっていても、自己責任で生きている人は、そこからどう考え行動するかに集中しているので、その後の展開が好転しやすいのだと考えています。

逆に、環境や人のせいにして、考えず行動もせずに思考停止になると、環境や人に振り回されるんじゃないかと。

まとめ:自己承認しつつ考えや行動に責任をもつ

今回の記事で最重要なのは「自分を認めつつ、自己責任で考え、行動する」という所ですね。

「自己責任で生きる」って言葉は簡単ですが、実際やってみるのは超大変です。
これは私自信も実践して変えていっている最中なのですごくわかります。

でも、毎日意識しながら行動していれば徐々に変わっていくと思いますよ。

自分は否定せずに、起こる出来事に当事者意識をもって取り組んでいきましょう。

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