こんにちは、amatochanです。
先日私は、こんなツイートをしました。
いまだにブラックな職場ってたくさんあるものです。
ちなみに私の経験した職場数はこんな感じ。
- 社員(正社員、契約社員、派遣社員含む)経験:7社
- アルバイト経験:5社
まぁ、一見してわかる通り転職の回数が多いです。
現在の職場では勤続5年程で割と楽しく仕事をしているんですが、過去にはブラック企業で消耗し続けた経験が2社程ありました。
今回は、こんな仕事の経歴のある私が、ブラックな職場で体験した出来事を書いていきたいと思います。
この記事はこんな方のお役に立てるかもしれません。
- 転職を考えているけどブラック職場には行きたくない
- 転職の参考に、ブラック職場を経験した人の話を聞きたい
- 「苦労は買ってでもするべき」は本当だろうか?
あと今回、あえてブラック企業ではなく「職場」としたのには理由がありまして。
それは、ホワイト企業と呼ばれる会社でも部署や職場によってはブラックな所はあるからですね。
逆もまたしかりで、ブラック企業と呼ばれる会社でも、職場によっては働きやすい環境の場所もあったりします。
実際、私が今働いている会社は世間的にはブラック企業で知られていますが、楽しく働けていますし、比較的働きやすい環境だと感じています。
ちょっと今回の話は私の暗黒時代だったので、所々お聞き苦しい点があるかもしれませんが、ご容赦ください。
人間って辛すぎると、肉体と精神が離れてしまうのかもしれません(苦笑)
では、本題に入っていきましょう。
ブラックと判断した理由
主観的な部分もあるかと思いますが、この記事で紹介する職場は、こんな視点でブラックと判断しました。
- 全く仕事を教えてもらえない
- 高圧的なパワハラ
- 突然同僚が次々といなくなる
- 辞める道のりも険しい
- 体育会系で精神論が強すぎる
- 劣悪な職場環境
- 倫理観の無い商品の売り方
- 社用車での事故や違反の多発
- お客さんからのクレームの嵐
人によって感じ方は様々かもしれませんが、トータルで見るとかなりヤバそうな職場であったことは理解していただけるんじゃないでしょうか?
ブラック企業で働いた体験談 その1
お話する1社目の会社は中小企業の機械部品製造メーカーでした。
社員数は150名程の会社でしたが、取り扱っている部品は競争力もあり、
取引企業も大手で1次請けメーカーといった所。
面接をしてくださった人事の方も、社長さんも、物腰の柔らかな誠実な方で、とても好印象でした。
採用が決まった時は迷うことなく入社を決めていましたね。
ですが配属されてみると、その部署を統括していた上司がひどいものでした。
先ほどのくり返しですが、具体的にはこんな感じです。
- 全く仕事を教えてもらえない
- 高圧的なパワハラ
- 突然同僚が次々といなくなる
- 辞める道のりも険しい
それぞれの内容についてお話していきます。
全く仕事を教えてもらえない
この会社では、入社してほんの3か月程で、全く仕事を教えてもらえなくなりました。
何度かこのブログ内でもお話していますが、私は発達障害もちなので、仕事の覚えが悪かったり、臨機応変な対応などが苦手なところもあります。
仕事のイロハも十分でなかった所は反省しております。
ですが!
それを加味しても、この職場のブラック度はかなり深刻だったと思います。
私なりに考え、わからないことは都度確認するように務めていましたが、全く教えてもらえないのです。
確かに自分で考えて学ぶことも必要でしょうが、全く何も教えてもらえない状況でしたので、仕方なく一緒に働く同僚と話し合いながら仕事を進めるしかありませんでした。
そして、そんな仕事を教えてもらえない日々が続いていたら…
案の定、次々とトラブルやミスのオンパレード。
そして連日その上司に詰められる日々でした。
私も、「もう少し仕事を教えて欲しい」と反論しましたが、またその上司は弁が立つ人でした。
色んな言い回しで全ての責任は私にあるということだけを言われ、状況は何も変わりませんでしたね。
高圧的なパワハラ
仕事でわからない所を聞く時や、詰められる時など、その上司からは人格を否定してくる言葉も言われたものです。
すいません、あまりに辛すぎた記憶なので、具体的にどんなことを言われたのか思い出せませんが…。
今のご時世だったら訴えられたかもしれませんね。
突然同僚が次々といなくなる
私が辞めようと決断するキッカケになったのが、同僚の失踪でした。
それも1人ではなく、2人がある日突然来なくなりました。(それぞれ別の時期です)
会社から連絡をしても電話にも出なかったそうなので、相当”まいっていた”のは想像にかたくありません。
私がこの会社にいたのはせいぜい1年程で、働いていた部署の人数は7、8人でした。
そのうちの2人が失踪したんですから、いかに異常な状況なのかが伝わるかと思います。
私はちゃんと手順を追って退職したのですが(何度も途中で今すぐバックレたいと思いましたが…)、辞める少し前に会社の方と色々と話を聞く機会がありました。
案の定ですが、どうやらその上司は今までも部下とのトラブルが絶えず、従業員が突然いなくなることは度々あったそうです。
辞める道のりも険しい
こんな上司との仕事の日々で疲弊しきっていたので、当時は体調もかなり悪くなっていましたし、精神的にも参っていたので、辞めることを決意しました。
が、ここからも道のりは長かったのです。
まずは順序的には、例の嫌な上司に辞める意向を伝える必要があるので、胃をキリキリさせながらも伝えました。
すると、「辞表の紙を持って来い」と言われました。
ここまでは、自分の社会人としての常識が無かったのか?とも思い、次は辞表を書いて持って行きました。
すると、封筒が茶封筒だから受け取れない。
長型封筒に入れて来いと言われたのです。
もしかしたら社会のルールとしてはそれが常識なのかもしれませんが、まぁこの上司の場合、ただの嫌がらせにしか聞こえませんでしたね。
そうして何度か重箱の隅をつつくようなことを言われながらも、何とか退職することができました。
【補足】上司以外の環境は悪くなかった
振り返ってみると、冒頭お話した通り、この会社自体は決してブラックな会社ではなかったと思います。
会社の製品の競争力もあるし、中小ながら福利厚生や教育もある程度整っていましたから。
ただ、配属された上司がクソ…すいません口が滑りました(^^;)
そう、「当たった上司が悪かっただけ」だったように思います。
同じ会社でも他の部署ならば、「また違った展開があったのかもしれないのかな?」と今なら冷静に考えられますね。
先にお話した通り、社長や人事の方はとても良い方で、色々と相談などもして頂いたので、今でもとても感謝しています。
ブラック職場で働いた体験談 その2
ご紹介するブラック職場、2社目の経験談ですが、こちらは通信関係の営業会社でした。
ちなみに、この2社目の会社は、先に紹介したブラック上司の会社を退職後に就いた会社。
しかも、前職の時に結婚していたので、収入を途絶えさせる訳にもいかず、精神的に病んでいた中での転職活動でした。
なので、当時の自分は苦しさのあまり迷走していたのかもしれません。
そしてまたもやブラックな職場に飛び込むことになるとは…。
悪いことは続くものです。
こちらは職場ではなく会社そのものがブラックでしたね。
具体的にはこんな特徴がありました。
- 体育会系で精神論が強すぎる
- 劣悪な職場環境
- 度を超えたパワハラ
- 人の入れ替わりが激しすぎる
- 倫理観の無い商品の売り方
- 社用車での事故や違反の多発
- お客さんからのクレームの嵐
それぞれ詳しく経緯をお話していきます。
体育会系で精神論が強すぎる
この会社に着任した当初から感じたのが「強烈な体育会系」だったこと。
個人的に、「努力」や「モチベーション」といったものは、ある程度必要だと考えているのですが、この職場は精神論があまりに強すぎました。
たとえば、朝礼では各グループ長が目標や営業成績などを叫ぶように演説します。
また「気合い」や「死に物狂いで」というような根性論や抽象的な言葉が多く、「ここは軍隊か?」と思えるほどでした。
正直初日に、「入る会社を間違えた」と思いましたね。
劣悪な職場環境
この職場では事務作業できる時間と場所が皆無でした。
時間に関しては、始業時間と就業時間がキッチリしていたということ。
これだけを聞くと、長時間労働させない「良い会社じゃないか」と思う方もいるかもしれません。
が、実情は、企業として従業員の長時間労働を抑制するため、という理由だけで、その与えられるノルマと労働時間の乖離が大きすぎでした。
私の段取り下手を考慮してもやりすぎレベルでしたね。
その大きな理由が以下。
- 事務所にいられる時間がない
- 自分の机がない
事務所にいられる時間がない
ちょっと記憶があいまいなんですが、朝は9時頃からしか事務所に入れず、夜は9時には電気が消えて、10時には事務所が閉鎖される状況でした。
この状況にも関わらず、朝はわずか1時間足らずで、営業用の書類や営業先を回る段取りなどをする必要がありました。
朝はなるべく営業活動へ早く出るように発破をかけられ、1時間を超えて事務所に残っているものならドヤされる始末。
契約が取れなければ、リーダーから「取れるまで最後まで回れ」という電話での指令が出るので、私のようにデキの悪い営業は夜9時過ぎまで息つく間もなく営業周りをしていました。
ちなみに昼食も食べれてませんでしたからね。
夜はギリギリまで外回りをしているので、事務所は真っ暗。
すぐに出ないと、またドヤされます。
そして、事務作業や整理など何もできないまま、尻を叩かれるように事務所を出る毎日でした。
机が無い
事務所に自分の机が無く、空いている場所を使うという感じだったんですが、机の上も人が通る通路もとにかく狭い。
朝は先に書いた通り、皆準備に追われ狭い事務所が戦場のようでした。
今考えても、効率化や改善、働きやすさは皆無な職場だったと思います。
度を超えたパワハラ
正直、営業の仕事はこの職場で経験した一社だけなので、営業の仕事について、とやかく言える立場にはありません。
ただ、少なくともこの会社のやり方は度を超えていたと思います。
その理由が、今でも強く記憶に残っている上司の言葉
まぁ、現実これをさせられることはありせんでしたが、
ウソでもこんなこと言っちゃいけないですよね。
ほぼ脅迫罪です。
人の入れ替わりが激しすぎる
1社目の話と共通する所ですが、こちらは更にひどいと言えるかもしれません。
というのも、1か月に3、4人は突然消えるか、退職してましたからね。
そして、通年で採用し続けていて、居なくなったらすぐにまた人が入って来る、のくり返しでした。
ここまでくると、人を何だと思ってるのか?と思うと共に、企業として成り立ってるのが不思議なくらい。
倫理観の無い商品の売り方
ちょっと、これは書くべきかすごく悩んだんですが、「こういった会社が無くなるように」という想いも込めて正直に書かせてもらいます。
気分が悪くなった人がいたら申し訳ありません。
では、本題です。
この会社では個人への営業活動だったんですが、数字が取れない自分のような人間に回ってくるのが、「生活保護受給者」の営業先リストでした。
その理由は、生活保護を受けている人は財布のヒモが緩く、比較的容易に契約してくれる。
という理由でした。
会社からの指示だったとはいえ、こんな仕事をしてしまった自分を今でも恥じますし、二度とこんな仕事はしたくないと心から思います。
社用車での事故や違反の多発
この職場ではほぼ毎月のように車やバイクの違反がありましたね。
当然、罰金は個人負担。
在籍期間は、5か月ほどでしたが、他の方が事故も起こしてました。
その原因にはこんなことがあったと思います。
-
限られた時間の中で数字を取らないといけないプレッシャー
-
肉体的、精神的疲労
- 交通費は立替え
ちょっと最後の、「交通費の立替え」は意味がわからないかもしれませんので補足します。
この会社では、ひと月ごとに個人で交通費の立替えをしているんですが、先に話した通り、事務所で仕事をする時間は皆無に近いです。
つまり、立替え費用を請求する書類を書く時間もないのです。
実際私も一度、請求できずに泣く泣く自腹をきったことがありました。
同僚が起こした事件では、コインパーキングでお金を払わず車を出して、車止めを破壊する事故がありました。
原因が所持金が無かったからなのか、営業ノルマのプレッシャーのせいなのかは定かじゃありませんが、普通はまぁない事ですから、心理的に追い詰められていたことは間違いないでしょう。
ちなみに、この方も翌日から来なくなりました。
お客さんからのクレームの嵐
こんな状況での営業活動なので、案の定というか当然というべきか、お客さんからのクレームは毎日のように報告が上がっていました。
よく携帯電話や通信契約のプランがわかりにくくてクレームが多いと言われますが、おそらくそれを超える割合だったろうと思います。
すいません、これは私の肌感覚なので、正確な所はわかりませんが…。
今考えると、クレームが多かったのはこんな理由があったと思います。
- サービスの詳しい説明がされていない
- 厳しいノルマのために無理な契約をしている
- 商品力がない
本質は最後の、「商品力が無い」ことが、根底にある理由だったのではないかと思います。
サービスの内容を話してしまうと、どこの会社かわかってしまうので詳細は割愛しますが、この会社のサービスは競合も多く、商品力もあまり高いとはいえませんでした。
こんな理由も、ブラック体質な企業に多いように思います。
ブラック職場で働くメリットはほぼ無し
私はブラック職場で働いた結果、こんな状況になりました。
- 精神を病む
- 不毛な時間を浪費した
- 認知が歪む
細かいことを言うともっとありますが…。
あと、もくじの「ほぼ無し」の理由は、中には厳しい環境が大好物という方もいますよね。
そんな方は、打たれ強くなることもあるかもです。
が、ほとんどの人には「劇薬」で後遺症に苦しめられることになるでしょう。
それに、自分なりに色んな社会を見てきて思うのは、そんな苦しい経験しなくても成長できるし、幸せになる方法はいくらでもあります。
精神を病む
この頃は完全に精神を病み、精神安定剤と睡眠薬に頼る日々でした。
生きているけど、「目の前のことが現実なのか?」と思うほど、精神が崩壊寸前でしたよ。
仕事で何があろうが、「死にはしない」と言う人もいますが、現実に毎年国内で2万人ほどの方が自殺してるんですから。
私は、そんな簡単な言葉で片づけられるものとは思えません。
精神を病むまでブラック職場にいる必要は皆無です。
不毛な時間を浪費する
精神を病んでいる期間は生きるだけで精いっぱいで、成長や人生の楽しみというものが皆無の状態でした。
振り返ってみても、私にとっては、完全に時間をムダにしてしまったと思うのです。
認知が歪む
あまりにも辛い経験をすると心や性格まで歪んでしまうので、個人的にはマイナスでしかありませんでした。
今は、心も体も割と健康になりましたが、ここまで回復するために多くの時間がかりました。
そんな時に役に立ったのが、心を整えることなんですよね。
このブログで心理学や自己啓発、哲学的なお話をするのは、個人的には生きる上での本質的な話だと思うから。
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私の場合は、我慢しすぎたのでダメージが大きすぎたのです。
まとめ
ちょっと今回は、自分のブラック職場体験談を書いてみました。
ブラック職場の現実を少しはお伝えできたんじゃないでしょうか?
まぁ良くも悪くも複数の会社を経験して、企業分析もしていたので、多少は業界の傾向なんかもわかるようになりました。
こちらの記事ではブラック企業かを見極めるのに活用できるとっておきの方法をご紹介しています。
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では、今回はここまでとします。