【知らなきゃ損】ADHDでも仕事がはかどる便利なパソコンアプリ5選

オーくん
ADHDの特性でモノ忘れ、タスク崩壊などがひどい…。
何かADHDの特性を補ってくれるようなツールがあればいいのにな。

今回はこんな悩みにお答えしていきます。

本記事の内容

  • ADHDでも仕事がはかどる便利なパソコンアプリ5選
  • ADHDのどんな特性に効果的なのか
  • デジタル技術はADHDの救世主です

この記事を書いている私は、ADHDを診断されている当事者です。

デスクワーク歴10年くらいになりますが、最近は効率やポカヨケを助けてくれるツールを使うことで、随分と仕事の効率が上がりました。

昨今は便利なツールやアプリなんかがたくさん出てきて良い時代になりましたね。

というのも、以前こんなツイートをしました。

ツイートの通り、デジタル化が進めば、ADHDがやりがちな忘れもの、確認モレ、集中力の管理など、AIが自動で処理してくれる可能性もあるんじゃないでしょうか?

つまり、デジタル化の波は確実にADHDの人にとっては追い風となるはず。

というわけで、今回はADHDの方の仕事に活きるアプリを画像付きでご紹介していきます。

ご紹介するアプリは全て無料で使えるので、知らなきゃ損ですし、使わない手はありませんよ。

ADHDでも仕事がはかどる便利なパソコンアプリ5選

最近では数え切れないほどの便利なアプリやツールが溢れています。

私も最初は、何がどう良いのかわからなかったので、とりあえず色々使ってみて、その使いやすさを試してきました。

そんな中から、「これはかなり仕事の役にたってるな」と感じるパソコンアプリを厳選してご紹介していきます。

1.OneNote

たぶんご存知の方も多いと思いますが、Microsoftのソフトですね。

職場のパソコンはWindowsを使ってる方も多いと思うので、大抵はデフォルトで入っているんじゃないでしょうか?

OneNoteの優れているのはこんなところ。

  • ツリーが見やすい
  • 色んな使い方ができる
  • これひとつで全てのメモが完結

ツリーが見やすい

OneNoteは、PCの中のフォルダと同じように階層が分かれていて、階層が一覧で表示されているので、かなりわかりやすい。

構成としては、セクション>ページ>各メモ帳、といった感じです。

普段からPCを使っているなら、フォルダ体型の概念は体に沁みついているかと思うので、すぐに「あぁそういうことね」とわかるはず。

思考を無駄に使う必要が無いので、とても使いやすいですよ。

直感操作

OneNoteは、メモのノート欄への書き込みの自由度が高く、直感操作が出来るのも良い所です。

メモ欄のエリアのどこにでもカーソルを置いて、文字を書いていくことができて、EXCELやWORDのように、文字の装飾や、ファイルの添付、表の作成もできます。

文字を入力したら、自動的にBOXが作成されて、ドラッグすれば自由に配置を変えたり、ペイントのように、フリーハンドで線を引けたりもします。

これひとつで全てのメモが完結

OneNoteがADHDの人に向いている、最大のメリットと言えるのが

これひとつで全てのメモが完結する

ということ。

他にも色んなTODOアプリやタスク管理アプリなどありますが、それぞれ用途に絞った機能にしてあるため、他の用途には使えず、いくつものメモアプリを使うことになりがちです。

amatochan
実際私も、たくさんのアプリにメモが分かれ過ぎて、「どれに書いたっけ?」という状態に陥りがち…。

ですがOneNoteなら、TODO、スケジュール管理、メモ帳、タスク管理など、あらゆるシーンに対応できるので、全てのメモをひとつに集約することができます。

またADHDの人にとって、メモは必須ツールと言えますが、紙のメモだとページにも限界があるし、失くしてしまったら最悪ですよね。

OneNoteなら、リアルのメモに近い形で入力できて、かつクラウド上でデータを保管しておけるので、安心・便利は間違いありません。

2.Clibor

Cliborは、コピペを高速化するクリップボードアプリ。

>>Clibor 定型文の挿入もできるテキスト専用クリップボード履歴アプリ

特徴としてはこんな感じ。

  • 使い方がカンタン
  • 定型文を入れておける

何度もコピー元のテキストを探したり、よくある文を手打ちするのは面倒ですよね。

その煩わしさを解消してくれるのが良いところ。

そしてADHDの人にとって嬉しいのは、タイピングミスを減らせることですね。

何度も手打ちしてると、間違うことが多いのが悩みだったりしますが、Cliborを使えば、そのリスクをかなり回避できる。

実際、私も仕事柄書類を作成することもあるんですが、Cliborに何度も助けられました。

それでは、それぞれの特徴を解説していきます。

使い方がカンタン

使い方はいたって簡単。

ダウンロードしてからすぐ使えます。

コピーしたテキストは自動で記憶されていくので、使いたい時は「ctrlキー」を2回押すだけでCliborを呼び出せます。

そしたら、コピーされたテキストを選択するだけ。

ちなみに、記憶できる最大記憶数は10000件保存できるそう。

(まぁ、実際使うのは上位10件程でしょうが…)

定型文を入れておける

Cliborはコピぺの他に、定型文も入れておくことができます。

こちらも「ctrlキー」を2回押してCliborのウィンドウを呼び出したら、上部右に「定型文」のタブがあるので、ここから使いたいテキストを選択するだけ。

定型文の登録は、まず「ctrlキー」を2回押してCliborを呼び出したら、「グループ1」と書かれている箇所があるので、これを右クリックして「新規登録」をクリックすると、登録ウィンドウが出ます。

あとはここに入れたい定型文を入れて「登録」ボタンを押せば登録完了ですね。

先程の「グループ1」というのはカテゴリのことで、用途によって分けたい時などに便利です。

グループの設定は、PC画面右下の「隠れているインジケーター」を開いて、Cliborアイコンを右クリックすると「定型文グループの編集」というのがあるので選択。

「定型文グループの編集」のウィンドウが立ち上がるので、編集ボタンを押して、グループ名を入れて登録すれば完了です。

新規にグループを作りたい時は、「新規作成」ボタンを押して、同じ作業をすればOK。

>>Clibor 定型文の挿入もできるテキスト専用クリップボード履歴アプリ

3.Everything

Everythingは、フォルダやサーバーの中から、欲しいデータを高速でファイル検索してくれるアプリ。

>>Everything 高速ファイル検索アプリ

正直このEverythingは、PCで仕事をするなら必須ツールだと思います。

というのも、読者のあなたも「あのデータどこに入れたっけな?」という経験は一度はあるはず。

そんな時、このEverythingにキーワードを打ち込めば、一瞬でキーワードを含むファイルやデータと、その保管場所が出てきます。

データの場所を自分で調べるのって、地味に時間がかかります。

それに、ADHDの人なら「どこに入れたっけ?」という頻度は特に多めですよね。

ヘタしたら、「一日で1時間くらいデータ探しをしていた」なんてこともあるかもしれません。

それが、Everythingなら検索まで1秒も掛かりませんので、その時短効果たるやハンパではありませんよ。

正直、こんな必須機能が、「なぜデフォルトで入っていないのか?」と思うくらいです。

>>Everything 高速ファイル検索アプリ

4.QTTabBar

PCで仕事をしていると”あるある”なのが、フォルダをいくつも開いていて、探すのが面倒になることだったりします。

そんな煩わしさを助けてくれるのが、QTTabBarです。

>>QTTabBar エクスプローラーのタブ化アプリ

QTTabBarは、フォルダウィンドウにタブ管理ができるようになるソフトで、Excelやブラウザのように、ひとつのWINDOWに複数のページを集約することができるアプリです。

他にも、細かいカスタマイズが可能なので、自分が使いやすいように様々な工夫をすることができます。

たとえば私の場合、タブの境界が見づらかったので、背景を水色に変えています。

こういうちょっとした工夫が、作業のしやすさに繋がるんですよね。

>>QTTabBar エクスプローラーのタブ化アプリ

5.Session Buddy

Session BuddyはGoogleChromeブラウザの拡張機能です。

>>Session Buddy 開いているブラウザタブを保存できる

機能としては、開きたいブラウザのパターンを登録しておき、呼び出せるアプリ。

言うなれば、ブラウザセットのお気に入り機能といったところでしょうか?

たとえば、毎日必ず使うブラウザなどを事前に登録しておけば、次に開く時に、一括でブラウザが開くことができます。

こちらも使い方は簡単。

まず気に入りのブラウザセットの登録をしていきます。

先に登録しておきたいページを立ち上げておきます。

こちらは仮にGoogle、Yahooを開いた状態。

画面右上の青っぽいマークがSession Buddyのアプリで、クリックすると、Session Buddyのページが別ウィンドウ表示されます。

Current Windowという項目に、現在表示されているページがあるのを確認して、右上の「Save」をクリックします。

すると入力カーソルが現れるので、ここに自分がわかりやすい登録名を入れて「OK」をクリックすれば登録完了です。

呼び出したい時は、Session Buddyを立ち上げると、左下に先程登録したものがあるので、クリックし、右上のOPENボタンをクリック。

すると、3つ選択肢が現れます。

それぞれの意味は以下のとおり。

開きたい方法を選んで、クリックすれば一括で対象のページが立ち上がります。

  • Open 4 tabs:新規ページにタブ分けして表示
  • Open 2 tabs in one window:新規ページにタブ分けして表示
  • Open 2 tabs in one window:今のページにタブ分けして表示

この場合、上2つのパターンのページ立ち上がりは同じなんですが、登録したページの体系によって出てくるコマンドが違ったりします。

たとえば、複数のページを立ち上げた状態の時は、それを同じページに複数タブで表示するか、複数ページに分けて表示するか、といった選択ができます。
(以下は、GoogleとYahooのページと、楽天のページをそれぞれ分けて登録した場合)

こんな感じで、ページやタブの分け方も認識してくれるので、ご自身が使いたいように登録しておくと便利ですね。

Session Buddyを使えばパソコンとブラウザを立ち上げたら、あとは一括でブラウザを表示してくれるので、最初の無駄な作業が無くなって超便利です。

>>Session Buddy 開いているブラウザタブを保存できる

まとめ:デジタル技術はADHDの救世主

ADHDでモノ忘れや入力ミス、タスク管理などに悩む方は多いかと思います。

そんな時はアプリに限らず、こういったデジタルのチカラを借りてみるのも良いかと。

現在でもかなりのソフトが出ているし、今後も自動化や機械的チェックソフトは増えてくるはずなので、かなりの助けになりますよ。

このブログでは、今後もこういったADHDの方に役立つ情報を書いていこうと思っていますので、参考にして頂けたら幸いです。

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